highlight type=BOLD• 予想を上回った経済統計/highlight• 予想を上回った経済統計金融危機以降の政策は、「以前したことが全て間違っていたなら、逆のことをするのが正しいに違いない」という考えで説明できるかもしれない。つまり、大恐慌の間になされた失敗と逆のことをするのだ。金融危機以後、米国は銀行を破綻させる代わりにウォール街を救済し、予算の収支均衡を図る代わりに巨額な財政赤字を計上した。そして、マネーサプライを縮小させるのではなく、米連邦準備制度理事会(FRB)は金利をゼロまで引き下げ、バランスシートの規模を5倍に拡大した。そして現在、米国は1937年にしたことと逆をやろうとしているかのように見える。当時は、金融・財政政策の急な引き締めによって国内総生産(GDP)が10%減少し、経済回復が中断された。現在は、株式市場が過去最高を記録し、失業率が半世紀ぶりの最低水準に近づく中、財政刺激策が追加されようとしている。
【バロンズ】FRBの利下げは失敗の可能性
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