【ワシントン】米国防総省のクラウドコンピューティング事業「共同防衛インフラ事業(JEDI)」に関する大型契約について、同省のマーク・エスパー長官が発注前にその内容を調査することが分かった。この契約の入札手続きについては、ドナルド・トランプ大統領も疑問視していた。  JEDIの契約を巡っては利益相反の疑惑が取りざたされていた。国防総省はこれまで、アマゾンとマイクロソフトを最終候補に挙げ、8月末までに発注先を決めるとしていた。  だが国防総省の報道官は「エスパー長官がJEDIプログラムを調査している。彼の調査が終わるまでこのプログラムに関する決定は行われない」と述べた。