イランのハサン・ロウハニ大統領は27日、米国が自国に対する制裁を解除しない限りドナルド・トランプ大統領とは会談しない意向を示した。ロウハニ氏とトランプ氏は前日、対話に前向きな姿勢を示していた。ロウハニ氏は、トランプ政権との協議に反対するイラン国内の強硬派からの圧力を受けて姿勢を元に戻したようだ。ロウハニ氏はこの日テレビ放映された演説で「われわれは筋の通った方法で問題解決を図るが、写真は求めない」と語った。また、米国が「全ての制裁を解除し、イランにうやうやしくお辞儀をすれば、状況は違ったものになる」と話した。ロウハニ氏は前日、国益にかなうならば「誰とでも」会談すると語っていた。トランプ氏もロウハニ氏との会談に前向きな姿勢を示していた。実現すれば、1979年のイスラム革命以来で両国の初の首脳会談になる。