米情報当局はシリア政府軍が5月、塩素ガスを使った攻撃を実施していたとの新たな判断を示した。シリアが毒ガスを使用した疑いを巡りドナルド・トランプ大統領が認めた2018年の対シリア攻撃以降、化学兵器使用を禁じる国際法に違反したことが確認された初の事例となる。米高官によると、シリア政府軍が同国北西部のラタキアで反対勢力の制圧を狙う中、5月19日にカバナの村近郊で攻撃が行われた。マイク・ポンペオ米国務長官は26日、バッシャール・アサド政権が戦闘地で再び化学兵器を使用するのを阻止するため、当局の判断を公表。「米国はこうした攻撃がまかり通ることを許さない」とし、「このような残虐行為を隠ぺいすることを選択した者たちも容赦しない」と述べた。
シリア政府軍が化学兵器使用、米当局が確認
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