先進国の「好況下の政治不安定」、カナダでも続くのか
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 9月11日、カナダのジュリー・ペイエット総督はジャスティン・トルドー首相の助言の下、カナダ議会下院(小選挙区制、第42議会解散時点議員数356)を解散した。

 10月21日に投開票が行われるが、数々のスキャンダルが発覚して与党自由党の支持率が低下していることもあって、4年ぶりの政権交代の可能性がある。

 景気の好況のもとでも、政治が不安定化している状況はこのところの先進国に共通するものだ。

トルドー首相らのスキャンダルで
与党自由党の支持率急落

 2015年の総選挙で保守党に大勝し、約10年ぶりに政権交代を実現したトルドー首相は、インフラ投資拡大などの積極財政政策に加え、ダイバーシティー(多様性)を重視した組閣や環境保護政策、寛容な移民・難民政策等を推進し、高支持率を誇ってきた。

 直近までは、再選の可能性が高いとみられていた。