行動指針「ニデックウェイ」
永守会長の著書『挑戦への道』

 永守流の経営理念を具体的な行動指針としてまとめたニデックウェイは、2015年1月に制定されたもので、グローバル研修の核となっている。

 また、ニデックウェイと併せて、『挑戦への道』という永守会長の著作も全社員共通の“教科書”として用いられている。同書は非売品で、社員以外が手に入れることはできない。日本電産の拠点がある各国語に翻訳され、全社員に配布されている。各部署で朝礼の際に輪読をするなど、内容を徹底的にたたき込まれる。

人・組織を鍛え抜く 日本電産「永守流」#7 グローバル研修センターのロビーで出迎える渡邊専務
グローバル研修センターのロビーに立つ渡邊剛CAO Photo by H.K.

「M&Aをした会社から、さまざまなスキルや経験を持った人が集まってくる。永守はよく“五目飯”だと表現しますが、ゴボウもニンジンも肉も入っている。それが日本電産のカルチャーなんですが、五目飯だからこそ、それを貫く“芯”みたいなものが絶対必要なんです」(渡邊CAO)

 それがニデックウェイであり、『挑戦への道』なのである。

 グローバル経営大学校は16年に開校し、今年で4期目になる。これまで50人強が参加し、40人余りの卒業生を送り出した。研修を受けて終わりではなく、卒業生は一つ上のポジションにチャレンジさせ、その後の働きぶりも注視される。