3度目の会見で「辞任の意向」表明
第三者委が年内をめどに調査報告書

関電炎上_岩根茂樹社長、八木誠会長
とうとう辞任に追い込まれた関西電力の八木誠会長(左)と岩根茂樹社長 Photo:JIJI

 燃え盛る炎を消し止めるには、やはり身を引くしかなかった。

 関電は10月9日、3度目の記者会見を開き、八木会長と岩根社長ら役員が辞任する意向を明らかにした。

 ただし、これで幕引きというわけにはもちろんならない。関電が設置した第三者委員会は年内をめどに調査報告書をまとめる予定だ。

 今後の焦点は、第三者委員会がどこまで踏み込んで調査するかである。

 関電のある関係者は「関電と森山氏の関係は数十年もの間、連綿と引き継がれてきたもの。歴代の会長や社長をはじめ、役員らが金品を受領していないはずがない」と指摘する。

 森山氏や吉田開発から金品を受領していた可能性のある人物について、調査対象をどこまで広げるのか、そして、どこまで過去にさかのぼるのかが鍵となる。

 社内調査で森山氏側や吉田開発側への事情聴取を行わなかったことも批判を浴びており、この実施も求められている。

 第三者委員会が原発マネー還流問題の全容を徹底的に解明しても、また調査が不十分に終わったとしても、“炎上”の火は消えそうにない。

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