全米自動車労働組合(UAW)は米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)に対し40日間続けた全米規模のストライキに終止符を打つ。UAWは25日、新たな労働協約でGMと合意したと発表。米民間セクターでまれに見る長期にわたったストライキが解決し、GMは米工場の稼働を再開することが可能になる。GM労働者は向こう4年の新協約を投票で承認した。協約には賃上げや多額の一時金支払い、9000人の雇用安定につながる米生産事業への77億ドル(約8370億円)の投資などが含まれる。4万6000人余りの組合員を対象とする新協約はまた、オハイオ州ローズタウン工場を含む米国内3カ所の工場閉鎖をGMに認めている。GMの広報担当者によると、組合員は即座に作業を再開し、同社は6週間にわたって操業停止していた30以上の米工場をできるだけ早期に再稼働させる。
GMスト終結、UAW組合員が新労働協約を承認
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