多国籍な社員と働けてフラット
残業も少ないホワイト外資系企業

 前回の「若手が成長ができる外資系企業ランキング」では、マッキンゼー・アンド・カンパニー(1位)、A.T.カーニー(2位)などコンサルティングファームが上位を占めたのに対して、今回は航空会社やアパレルブランドといったBtoC企業が多数ランクインしています。

 そして、トップ5企業の社員クチコミを見ると、ファーストネームで呼び合う文化や上下関係なく誰でも意見を言うことが奨励されるフラットな環境があるようです。また、年齢や性別、国籍を含め、さまざまなバックグラウンドを持つ社員と仕事を進めていく上では、そういったカルチャーが重要だと伺えます。

【1位 イケア・ジャパンの社員クチコミ】

「基本的にファミリー感が強く、風通しはいい会社だと思う。ポジションに関係なくお互いをファーストネームで呼び合う文化がある。多国籍の従業員が集まっているので、物事の捉え方の違いが仕事の進め方の違いに現れることもある。個人的にはそうした経験は非常に貴重なものだと感じている。残業はするなというのが原則なので、ガツガツやっていきたいタイプには物足りないと思うが、仕事だけでなくプライベートも充実させたいという人には働きやすい環境であると思う」(管理、女性)

「積極的に手を上げる人にはどんどん仕事を任せる社風。たとえ上司であったとしても、こちらの言いたいことは言える環境。ゴールに向かってチームで走るため、個々の特性や要求よりも、チームとしてどうすべきかが常に優先される。年齢や性別、国籍などによる差別は、業務上は全くない」(販売、女性)

【1位 キャセイパシフィック航空の社員クチコミ】

「日系とは違い、上司部下ともにフレンドリーで、役職では呼び合わず、下の名前で呼び合ったり、あだ名で呼び合ったりしている。会社として従業員を大事にしようとしているのはよく感じる。意見も言いやすい環境」(旅客部、男性)

「多国籍のクルーが勤務しているため、常にフレンドリーでオープンな文化であると思う」(客室部、女性)