米国の一流大学が多様性を推進するなか、共通願書のある項目が複雑な意味を持つようになっている。志願者のアイデンティティーについて聞く項目だ。カウンセラーや家族によると、学生たちは入学がかつてないほど難しいと知っており、少しでも自分に有利になるように回答しなければならないと感じている。これに対して大学側は、学生から提供される情報を確認する方法がないことにいら立っている。大学のカウンセラーは学生や親から以下のような質問を受けている。「少しでも先祖の血が入っていれば当てはまるか」「父親はキューバ人だが本人はスペイン語を話せない場合、ヒスパニックにチェックを入れるべきか」「実際は違ってもゲイまたはバイセクシャルだと申告すれば有利か」
あなたの人種は? 米大学願書の悩ましい質問
どう回答すれば有利になるかを気にする志願者
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