――筆者のホルマン・ジェンキンス・ジュニアはWSJ論説委員で「ビジネスワールド」欄担当コラムニスト ***  逃亡者になる場合、理由は2つに分かれる。正義が下されることを恐れるか、正義が下されないことを恐れるかのどちらかだ。本コラムでこの文言を最初に使用したのは、カルロス・ゴーンではなく、ジェイコブ(コビ)・アレクサンダーに関してだった。アレクサンダーは、ストックオプション(自社株購入権)の権利付与日を操作する「バックデート」で起訴されるのを避けるため、2006年にナミビアに逃亡した元IT(情報技術)企業の最高経営責任者(CEO)だ。