トランプ政権の強硬な移民政策は、南部の国境を越えて米国に渡ろうとする移民の数を劇的に減らした。再選をかけた戦いが本格化する中、国境の壁は依然としてトランプ氏の移民政策の看板となっているものの、最近の移民減少にはほとんど寄与していないとみられている。チャド・ウルフ国土安全保障長官代行をはじめとする移民問題に携わる当局者はアリゾナ州ユマに集まり、国境の壁の建設が100マイル(約161キロメートル)に達したことを祝福した。ウルフ氏は「これは大統領にとって(中略)、より重要なことにわが国にとって、重要な節目の成果となる」と述べた。昨年は、中米から難民申請を目指す人々が押し寄せたことで、国境を越える不法移民が急増。人道危機を招き、これが政治問題に発展した。トランプ政権はこれを受け、一連の政策を導入し、不法な越境をピークの5月から75%以上減らした。
トランプ氏「壁建設」節目達成、効果には疑問符
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