【ワシントン】米中は今週、ホワイトハウスで「第1段階」の貿易合意に署名し、貿易戦争の一時休戦を宣言する見通しだ。だが今後もテクノロジーを巡る対立で2つの超大国の関係は緊張状態が続くとみられる。  トランプ政権の喫緊の課題は、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に対する規制強化だ。ホワイトハウスや議会は同社を安全保障上の脅威とみなしている。事情に詳しい関係者によると、商務省は最近、行政管理予算局(OMB)に新規制を通知。米企業が国外の拠点からファーウェイに製品を販売できる大半の抜け穴に対応する内容だという。