――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米電気自動車(EV)メーカー、テスラの株価がついに別の惑星にたどり着いた。  イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、テスラ株の下落に賭ける空売り筋に約束した「世紀の大やけど」を2年足らずで実現した。昨年10月に市場予想に反して黒字決算を発表してから株価は2倍になり、年初来でも20%高の水準で推移している。  先ごろの株価下落の後でも、テスラの時価総額は足元で900億ドル(約9兆9000億円)と、フォード・モーターとゼネラル・モーターズ(GM)の合計と同水準だ。