音楽配信サービス大手スポティファイ・テクノロジーがスポーツやポップカルチャーを扱うメディア「ザ・リンガー」と初期の買収協議を行っていることが分かった。事情に詳しい関係者が明らかにした。合意すればスポティファイはより幅広いデジタルメディアに参入し、30を超えるポッドキャスト番組のネットワークを傘下に収めることになる。関係者によると、協議は初期段階にあり、合意に達しない可能性もある。会員数で世界最大の音楽配信プラットフォームであるスポティファイはユーザーによる利用拡大やラジオからのユーザーの取り込み、利益率の引き上げを期待して、ポッドキャスト事業に多額の資金を投資している。昨年はポッドキャスト企業3社の買収に4億ドル(約440億円)を投じたほか、専用コンテンツやオリジナルコンテンツに関して20を超える契約を結んだ。