中国の投資家は昨年、米商業用不動産を大幅に売り越した。それ以外の海外投資家も米不動産市場への興味を失い始めている。  海外投資家は2019年、12年以降で初めて米商業用不動産を売り越した。これは、すでに減速の兆しがうかがえる同市場には新たな逆風となる。  調査会社リアル・キャピタル・アナリティクスによると、中国の投資家は19年、米国のオフィスビルやショッピングセンター、ホテルなどを200億ドル(約2兆1800億円)売り越し、国別では断トツで最大の売り手となった。