2020年4月の本格サービス開始を表明した第4の携帯電話事業者、楽天。19年10月には基地局の建設が遅れに遅れて事業開始を延期したが、挽回できたのか。その実力を徹底検証。特集「楽天携帯 最終テスト」は、2月10日(月)から14日(金)まで全5回の連載で配信する。
実施調査で徹底検証
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社が9割のシェアを占める携帯電話市場。楽天はここに新風を吹き込むことができるのか?
新規参入する楽天モバイルのネットワークの実力を、ダイヤモンド編集部が徹底検証した。民間調査会社のMMD研究所の協力を得て、楽天モバイルの「無料サポータープログラム」の端末を実際に使い、東京都内で調査を行った。
調査結果は、楽天携帯の実力のほどを明らかにするとともに、楽天が抱える携帯事業の課題を浮き彫りにした。
#1 2月10日(月)配信
楽天携帯は本当につながる?楽天市場&証券まで巻き込んだ基地局整備の今
楽天が2019年10月から始めた5000人限定の「無料サポータープログラム」。当初「つながりにくい」との不満の声が相次いだが、4月の本格サービス開始を前に対象者を2万5000人に拡大した。遅れた基地局の整備は挽回できたのか。
#2 2月11日(火)配信
楽天携帯「通信エリア」独自テスト、東京・山手線&丸ノ内線でつながる?
楽天は携帯サービスの開始に当たり、東京23区、大阪市、名古屋市から自前の基地局整備を進めた。実際に楽天モバイルのスマートフォンでネットワークのエリア調査を実施した結果、楽天携帯は果たしてつながったのか――。
#3 2月12日(水)配信
楽天携帯「通信スピード」独自テスト、ドコモ・au・ソフトバンクと比較
楽天の携帯ネットワークで問われるのはエリアとともに通信の品質だ。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクのスマホとのデータ比較調査で、楽天モバイルの通信品質を徹底検証した。果たして楽天携帯は「使える」のか。
#4 2月13日(木)配信
楽天が通信インフラでドコモ・au・ソフトバンクに絶対勝てない2つの理由
楽天が日本各地に通信インフラを構築する作業は、果てしなく続く。ゼロから基地局網を構築しようということが、いかに無謀なのかを解き明かす。
#5 2月14日(金)配信
楽天携帯は格安料金を続けられる?鍵を握る「auとの契約」の代償
楽天は、自前で基地局網を構築できないエリアをKDDIの回線を借りてカバーしている。だがその賃料は、途方もなく高額だ。にもかかわらず格安の料金プランを打ち出す矛盾に、楽天はどこまで耐えられるのか。
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