楽天携帯最終テスト#3
Photo by Reiji Murai

楽天のスマートフォンは本当に「使える」のか? 特集「楽天携帯 最終テスト」(全5回)の♯3では、前回の「通信エリア」に続き、「通信速度」を徹底調査した。NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクと比べて、楽天は果たしてどれほどのパフォーマンスを示したのか。(ダイヤモンド編集部 村井令二)

ウェブ閲覧、ゲーム、動画…
楽天スマホは快適か? 速度で診断

 スマートフォンでウェブサイトのページがなかなか開かなかった経験や、動画や画像のファイルがいつまでも送信できずにイライラしたことは誰にでもあるはずだ。スマホが快適に利用できるかどうかを左右しているのが、「通信速度」だ。楽天モバイルがユーザーの信頼を勝ち取り、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクといった既存3社の手ごわい競争相手となっていくには、決しておろそかにできない部分である。

 ダイヤモンド編集部は、2月11日配信の本特集♯2【楽天携帯「通信エリア」独自テスト、東京・山手線&丸ノ内線でつながる?】に続き、本稿で楽天のネットワークの通信速度についてレポートする。

 通信速度は、次の三つの角度から検証した。

(1) データ通信の送受信速度
(2) データ通信の応答速度
(3) YouTube視聴とウェブサイト閲覧の受信速度

 調査では前回同様、民間調査機関のMMD研究所の協力を得た。使用した楽天のSIMカードと端末(OPPO Reno A)も前回通り。今回は比較対象として、ドコモ、au、ソフトバンクの3社のiPhone8を用意した。ニつの機種はいずれもハイエンドレベルの機能がある。iPhone8はMMD研究所によると、日本で最も使われている端末だということなので、採用した。

 調査期間は、1月20日(月)~24日(金)の5日間。回線が混雑する時間帯である午前11時~午後2時において、アプリ「5GMARK」で4社の通信速度を計測した。調査の場所は、JR山手線の4主要駅(東京、池袋、新宿、渋谷)と周辺の地上、地下の計24カ所。

MMD研究所の調査で、東京都内24カ所で計測

 調査方法は、楽天、ドコモ、au、ソフトバンクとも各地点で3回ずつ通信速度を計測し、平均値を算出。楽天回線は、auローミングが含まれるため、同回線のみの数値もまとめた。

 果たして楽天は、既存の通信大手キャリアに対抗できる通信速度を確保できているのか。