米民主党は19日、大統領選に向けた候補者討論会をラスベガスで開催する。今回はマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長が新たに参戦する。ネバダ州では3日後の22日に党員集会が開かれる予定。ブルームバーグ氏はネバダ州党員集会では候補になっていないものの、バーニー・サンダース氏(バーモント州)、エリザベス・ウォーレン氏(マサチューセッツ州)、そしてエーミー・クロブシャー氏(ミネソタ州)の3上院議員に加え、インディアナ州サウスベンドのピート・ブティジェッジ前市長とジョー・バイデン前副大統領らとともに討論会に挑む。民主党の主流派はアイオワ州党員集会およびニューハンプシャー州予備選の後、バーニー・サンダース氏がリードを2桁台に広げて全国世論調査で優位な立場を固めたことに懸念を高めている。中道派の支持を集められる候補者が見当たらない状況だが、ブルームバーグ氏の参戦によってスーパーチューズデー(予備選が集中する3月3日)に向けさらに混戦となる可能性もある。討論会ではブルームバーグ氏が他の候補者のターゲットとなりそうだ。