【ワシントン】米国の医療制度は、高齢者の間に広がる孤独感や社会的孤立という公衆衛生上の深刻なリスクに十分に対応できていない。米科学工学医学アカデミー(NASEM)が最新の報告書で指摘した。  NASEMは27日、65歳以上の米国人の4分の1近くが社会的な関わりもしくは接触をほとんど持っていないと指摘。40年にわたる調査によって、社会的孤立があらゆる原因による早期死亡のリスクを大幅に高めることにつながる確固たる証拠を得たと結論付けた。