1-3月期の実質GDP
前期比年率2・8%減の見通し
実質GDP(国内総生産)が2019年10~12月期に前期比年率▲6.3%(前期比▲1.6%)と急落したことは、記憶に新しいが、新型コロナウイルス問題で訪日観光客の減少や輸出減少で、今年1~3月期も連続の「マイナス成長」になる情勢だ。
中でもインバウンド需要への「依存度」は、2003年のSARS禍の頃に比べ格段に高まっているが、2月以降、最も多い中国本土からの訪日客は“蒸発状態”だ。
中国からの訪日客は例年、夏に増えるので、夏までに新型ウイルスの問題が収束するかどうかが、当面のポイントになる。
昨年10~12月期のマイナス成長の主因としては、主に3つの要因が考えられる。