米国の首都ワシントンは16日、いつになく閑散としていた。米政府が新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ最新の措置として、可能な限り多くの連邦職員に在宅勤務を推奨したためだ。ホワイトハウスの行政管理予算局(OMB)は15日夜、連邦機関に向けテレワークができるよう最大限柔軟な対応を取るよう求めた。前日には連邦職員に対し、出張は「業務上不可欠な」ものに限るよう勧める指針が出ていた。すでにワシントン周辺の学校は少なくとも3月末までの休校を発表しており、保護者らは子どもの世話をどうするかで必死だ。ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、米国での新型ウイルスの感染者数は16日午後時点で4200人超に上る。ワシントンでは17人、多くの連邦職員が居住するメリーランド州とバージニア州では計93人の感染が確認されている。
人が消えた首都ワシントン、連邦職員のテレワーク強化で
有料会員限定
あなたにおすすめ