年収を上げる転職術(4)
転職エージェントとは長期的に付き合うべき

――コロナショックで各企業の給与やボーナスに影響が出ています。転職を検討する人も増えてくると思いますが、今のタイミングで転職すべきでしょうか?

moto 実は、コロナになったタイミングで「よし、転職しよう」とか「転職サイトを使おう」という考え方自体をまず改めた方がいいと僕は思っています。

 転職エージェントとは、日頃からコミュニケーションを取っておくべきです。ずっとコミュニケーションを取っていれば、「今回提案してくれた求人案件は前よりも条件がいいぞ」といったように温度感の違いが分かります。

 しかし、初めて転職エージェントと接点を持って求人案件を出された場合は、それがいい求人なのかどうかを判断するのが難しい。判断材料を自分の中で蓄積していないと、どうしても失敗するリスクが上がります。自分が本当に転職したい、いざというときにベストな求人案件を判断できるように、常日頃から転職エージェントとコミュニケーションを取り、パートナーとして認識する必要があるのです。

 今までは売り手市場だったので、転職希望者が複数の転職エージェントとコミュニケーションを取り、一番いい求人案件を提案してきたエージェント経由で転職しようという方法が使えました。しかし、コロナショック後の不況で立場は逆転します。エージェント側がどの転職希望者と付き合うかを選ぶようになるのです。

「この人は企業に選ばれるかな?……選ばれないな」と転職エージェントが転職希望者を切り捨てるタイミングも早くなる。自分がどれだけ多くの転職エージェントとコミュニケーションを取っても、「こいつ売れないな」と思われたら誰も相手にしてくれません。