保険会社vs金融庁#5
Photo by Akio Fujita

関東財務局による61社ヒアリングを実際に受けた代理店は、行政官に何を聞かれ、どう答えたのか。特集『保険会社vs金融庁』(全8回)の#5では、乗り合い代理店ワンダフルライフの成田弘樹社長へのインタビューを通して、財務局の狙いを深掘りする。(ダイヤモンド編集部編集委員 藤田章夫)

保険代理店の店主が激白
関東財務局の代理店ヒアリングの中身

――昨年、関東財務局から代理店アンケートが届いたときはどう思われましたか。

 昨年の9月か10月ごろに届きましたが、一瞬、迷惑メールかと思いました(笑)。実は常々、金融庁や財務局が思っていることが代理店に下りてきていないと感じていましたので、「直接お会いして質問したい」と書いてメールを返信しました。

――どの辺りに問題意識があったのですか。

 いつも保険会社や第三者経由の話ばかりなので、自社の取り組みが正しいのかどうか分かりませんでした。そこで、金融庁や財務局に直接聞きたいと思っていました。聞きたかったのは、意向把握シートや体制整備、代理店経営などについてですね。

――保険会社に聞いても限界があります。

 金融庁が求めていることは、ミニマムスタンダードではなくプリンシプルベースですよね。でも、保険会社は最低限であるミニマムスタンダードを持ってくるので、それはちょっと違うんじゃないかと思っていました。保険業法改正後の体制整備は代理店が考えなくてはいけないので、ならば直接聞こうと考えたわけです。

●ワンダフルライフの概要
・代表者:成田弘樹
・設立:2005年8月
・本店所在地:東京都中央区
・事業所数:7拠点
・使用人数:35人
・所属保険会社数:生命保険13社、損害保険5社、少額短期保険1社
・手数料の割合:生命保険約95%
・営業スタイル:訪問型、セミナーなど