保険会社vs金融庁#8
Photo by Akio Fujita, Masaki Nakamura

生命保険業界のガリバー、日本生命保険の子会社として昨年6月に営業を開始した、はなさく生命保険。特集『保険会社vs金融庁』(全8回)の最終回では、同社を率いる増山尚志社長にこの一年を振り返ってもらい、また今後の戦略について聞いた。(聞き手/ダイヤモンド編集部編集委員 藤田章夫)

「週刊ダイヤモンド」2020年7月4日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

最後発、日生子会社のはなさく生命が
目標件数を大幅に上回っての船出

――昨年6月の営業開始から約1年が経過しました。振り返ってみていかがですか。

 昨年6月24日から本格的に事業をスタートしましたが、想定していたよりもスムーズな立ち上がりでした。大きなトラブルもなく、お客さまや代理店さんに迷惑を掛けずに済んでホッとしています。また、代理店さんからは、システムが使いやすいとおおむねポジティブな声を頂いています。

――社員数はだいぶ増えましたか。

 現在、社員数は約160人です。当社に入社した人が増えており、日本生命保険からの出向者数の約70人を超えました。

――販売件数に対する評価はいかがですか。

 今年3月末時点での販売件数は約6万3000件でしたので、目標の3万5000件から大きく上振れしました。もっとも、そのぶん事務処理が大変になりましたので、当初、本社にあったコールセンターでは賄い切れなくなり、予定を前倒しして(東京・)池袋に移転しました。

――顧客層はイメージ通りですか。

 顧客層は30代の女性をターゲットにしていましたが、実売もそのイメージに近いですね。医療保険は少しだけ女性の割合が高いのが一般的ですが、弊社の場合は女性の割合が10ポイントほど高く、約6割を占めています。保険ショップに来店される客層と近いといえますね。