トヨタCーHR・GトヨタCーHR・G C-HRはハイブリッドと1.2Lターボ(116ps)を設定 スポーティなGRスポーツもラインアップ Gはハイブリッドの上級グレード CーHRは欧州でも高い人気を誇る 価格:THS 299万5000円

トヨタ C-HR
個性溌剌!スタイリッシュモデル

 本来、トヨタC-HRのメインライバルは、欧州で発表された2ndジュークである。だが残念ながら2ndジュークは日本市場へは導入されないもよう。キックスは従来のジューク・ユーザーを含め幅広い層をカバーする存在として期待されている。したがって2台を比較する価値はある。

 キックスのエクステリアは“エクストレイルの弟分”だと理解できるアクティブな印象。対するC-HRはクーペフォルムで“SUVのスペシャリティカー”を感じさせる。個性は大きく異なる。キックスはC-HRと比べると“驚き”は少ないが、好き嫌いが分かれることはないだろう。多くのユーザーに支持されるに違いない。

 インテリアも好対照。キックスは絶対的ともいえる視界性能を含めて“開放感”を重視した。しかも後席とラゲッジスペースにこだわったバランスの取れたパッケージングを採用する。

 C-HRはコクピット感覚が強めの前席優先設計。後方の視界性能や後席、ラゲッジスペースは必要最小限に割り切られている。パーソナルな使い方ならどちらでも満足感は高いが、ファミリーカーとして使うならキックスだろう。

 パワートレーンは、キックスはeパワーだけの設定、C-HRはガソリンとハイブリッドが選択できる。キックスは、モーター駆動による力強さと滑らかなフィーリングが大きな魅力。ノートで指摘されていた静粛性は、レベルアップしているはず。駆動方式はFFのみ。

 C-HRはガソリン/ハイブリッドともに旧世代のユニットを使用。バランスは取れているがパフォーマンスはやや物足りない。駆動方式はガソリンがFFと4WD。ハイブリッドはFFだ。

 フットワークはどうか?キックスはマーチ/ノートが採用するVプラットフォームでサスペンションはフロントがストラット、リアはトーションビームの組み合わせ。C-HRはプリウス/カローラに採用のTNGA「GA-Cプラットフォーム」でサスペンションはフロントがストラット/リアはダブルウィッシュボーンを採用。スペック的にはC-HRが優勢だが、キックスのVプラットフォームは大きく改良されているという。

 安全支援システムはキックスにはプロパイロット、C-HRにはトヨタセーフティセンスを採用。機能的にはほぼ同じ内容だが、運転支援はプロパイロットの完成度が高い。システムも最新スペックのキックスの圧勝だ。

 トヨタは、秋ごろからヤリスクロスの販売を開始する予定。キックスの真のライバルはC-HRより、むしろヤリスクロスかもしれない。