アフターコロナの医学部・最新序列#7
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わが子を医師にするために、親は何ができるのだろうか?どんなサポートをすればいいのか?特集『アフターコロナの医学部・最新序列』(全10回)の#8では実際に子どもを医学部に合格させた親たちに、その心構えと秘訣を聞いた。(教育ジャーナリスト 庄村敦子)
 
「週刊ダイヤモンド」2020年6月27日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

子を医学部に入れるために
親ができることは沢山ある

「子どもに医学部へ進んでほしい」と願う親は多い。その理由はズバリ、医師は高収入で、安定した専門職だからだろう。

「東大理一と慶應の医学部に合格。僕は東大に行きたかったけれど、親と高校の先生に勧められて、医学部に進学。入学してみると医学の勉強は楽しいし、医師はやりがいのある仕事なので、今は医学部に進んで本当に良かったと思っています」と現役の医学生は語る。

医学部
Illustration by Yuuki Nara

 彼のように医学に興味を持ち、医師として働く日を心待ちにしている学生はいいが、中には成績がいいから医学部に進学したものの、医学にまったく興味を持てずに留年したり、退学したりする学生もいる。ある医学部教授はその実情についてこう打ち明ける。

「親に勧められて医学部に進学する学生はどの大学にもいます。私学では親が開業医で、後を継ぐために入学する学生も多い。入学後に医学に興味を持てないと、退学するケースもあります。そうならないよう面接で、本当に医師になりたいのか、医師に向いているのかを見抜きたいのですが、短い面接時間ではなかなか難しいですね」

 わが子を医師にしたいのなら、「子どもが幼いときから生活の中に『医学』があり、子どもが医学に興味を持つ環境を整えることが大切だ」(合格者の母親)。といっても、それほど難しいことではない。