米民主党の大統領候補ジョー・バイデン氏は31日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)や黒人銃撃事件などを発端とする人種的な対立の中でドナルド・トランプ大統領は米国民の安全を守れていないと批判した。バイデン氏が演説するのは、バーチャル形式で開かれた民主党大会で大統領候補に正式指名されて以来。週末にはデモ参加者とトランプ氏支持者らがポートランド州オレゴンで衝突して1人が射殺され、トランプ氏は法と秩序を求めるメッセージを打ち出した。米ミネソタ州で5月25日に黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警官に押さえつけられて死亡した事件以降、ポートランドでも3カ月以上にわたってデモが続いている。