あるトップ戦略系コンサルの若手社員が「同期の7割は東大卒」と言うように、もともと「地頭のいい」優秀な学生が狭き門をくぐり抜けて選ばれてきたのがコンサルだ。特にここ数年は、以前よりトップ層に人気のあった戦略系のMBB(マッキンゼー、ボストン・コンサルティング・グループ、ベイン・アンド・カンパニーの総称)だけでなく、総合系のコンサル人気も高まってきたことで、コンサル全体の人気が上がっている状況にある。

 だが、なぜここまでコンサル人気が高まっているのか。

 その理由は幾つかあるが、一つが近年のコンサル側の採用増加のトレンドだ。実行支援などコンサルニーズの拡大を背景に、いまや新卒では戦略系で30~50人、総合系に至っては数百人という規模で採用が進んでいる。絶対数が増え採用のチャンスが広がっただけでなく、若手コンサルやOBが増えることで、コンサルがごく身近な存在になってきたのだ。

「一度人気になると、コンサルを受けた先輩のクチコミなどを聞いて、さらに受ける人が増えるといった、いいスパイラルに入ってくる。それがコンサル人気を押し上げている」と、ワンキャリアの池田憲弘ワンキャリア編集部編集長は指摘する。