米ケンタッキー州で黒人女性ブレオナ・テイラーさんが射殺された事件の大陪審の決定を巡り発生した抗議デモが、米主要都市に拡大している。同州ルイビルの大陪審は23日、元警官1人を起訴したが、罪状は殺人ではなくテイラーさんの隣人を危険にさらした行為とした。射殺現場にいた別の警官2人は起訴されなかった。ルイビルでは23日午後9時に外出禁止令が出されたが、それ以降も警察とデモ参加者の間で衝突が続いた。州兵も動員され、警察は多数のデモ参加者を逮捕した。ルイビル警察によると警察官2人が撃たれ、容疑者は拘束された。ルイビルのグレッグ・フィッシャー市長は、警察官の傷は致命的なものではないと述べるとともに、デモ参加者には自宅に戻るよう呼びかけた。
黒人女性射殺の起訴巡る抗議デモ、米主要都市に拡大
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