米半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の買収計画は理にかなっている。ただ、これをうまく機能させるのはかなり難しいだろう。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ )は8日夜、AMDによるザイリンクス買収交渉が進んだ段階にあり、買収価格が300 億ドル(約3兆1700億円)を超える可能性があると報じた。これは、この計画が報じられる前のザイリンクスの時価総額260億ドル弱に対して相当なプレミアムを付け得ることを前提としている。この買収は、市場で両極に位置する分野を手掛ける半導体メーカーを1つにすることになる。しかし最近では両社ともに、データセンターに狙いを定めている。また両社ともに、実際の半導体製造は、台湾の半導体ファウンドリー(受託生産)最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の最先端の製造プロセスに依存している。
AMDのザイリンクス買収計画、効果は未知数
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