共有オフィス賃貸を手がける米ウィーワークのマルセロ・クラウレ会長は19日、共同創業者アダム・ニューマン氏の最高経営責任者(CEO)辞任に伴い、ソフトバンクグループ(SBG)と昨年結んだ1億8500万ドル(約195億円)相当のコンサルティング契約は、もはや無効になったとの認識を示した。遠隔開催されたウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)主催の「テック・ライブ」で語った。クラウレ氏は「コンサル合意が今も有効だとは思わない」と述べた。その上で「アダム(ニューマン氏)は合意の一部に抵触した可能性があり、もはや有効ではない」とした。ソフトバンクの幹部でもあるクラウレ氏は、継続中の係争問題に関わるとして、ニューマン氏の違反の可能性について詳細は明かさなかった。