近年、就職活動をするにあたって「企業の社会貢献活動」にも着目する学生が少なくない。新卒採用サイト「OfferBox(オファーボックス)」を運営するi-plugの行った「就活生『働き方』意識調査」(2019年卒学生を対象)によると、「社会貢献度が高い企業に魅力を感じる」と答えた学生は37.2%に上っている。
では、そんな就活生も注目の「社会貢献活動をしている企業」として、世間から高く評価されているのはどの企業なのか。
ブランド総合研究所の実施した『企業版SDGs調査2020』では、あらゆるステークホルダー約1万人が、調査対象である日本を代表する企業210社のSDGsへの取り組み全体を評価するとともに、各社のESG活動(「環境に配慮している」「地域に貢献している」など)20項目についてもそれぞれ評価している。
今回はその企業のESG活動への評価の中から「社会貢献活動をしている」という項目で高評価を受けた企業をランキング形式で紹介していこう。
※アンケートはインターネットにて実施。投資経験者、ビジネスマン、SDGs認知者、専業主婦、若年層などのステークホルダー1万500人から回答を得た。調査時期は2020年3月。対象企業210社の中から回答者にはそれぞれ10社を提示し、各社において「社会貢献活動」などのイメージ項目から、該当するものを選んでもらった。今回のランキング表は、その各社ごとの割合を高い順にランキングにしたものになる。また今回、一部の企業については企業名ではなく、より消費者に親しみのある企業を代表する「ブランド名」で調査を行っている(例:ファーストリテイリングは「ユニクロ」で調査した)。
社会貢献活動に熱心なイメージが強い企業
1位はトヨタ自動車、2位はクボタに
「社会貢献活動をしている企業ランキング」1位には、トヨタ自動車が選ばれた。同社に「社会貢献活動をしている」というイメージを持つ人は、全体の13.9%に上っている。
2位はクボタ(13.4%)、3位はサントリー(12.6%)、4位はイオン(12.6%)、5位は日本マクドナルド(12.6%)となった。