米大統領選の投票日が1週間後に迫る中、ドナルド・トランプ大統領と民主党のジョー・バイデン候補が対照的な選挙戦を展開している。トランプ氏が遊説で全米を駆け巡る一方、バイデン氏はテレビ広告を大量に投下し、遠隔イベントを重視する。トランプ氏は26日、ペンシルベニア州3カ所で集会を予定しているほか、週内にはアリゾナ、ネバダ、ウィスコンシン、ミシガン、ネブラスカ各州を訪問する。トランプ氏は記者団に対し、投票日直前の数日間は最大で1日5回集会を開催する可能性があると語った。これに対し、バイデン氏は同日午前、デラウェア州ウィルミントンの自宅で過ごし、午後には車で25分のペンシルベニア州チェスターにある有権者サービスセンターを訪問した。今月16日にミシガン州で集会を開いて以降の10日間で、バイデン氏は地元デラウェア州で7日間を過ごしている。このうち3日間は22日にテネシー州ナッシュビルで開催された選挙前最後のテレビ討論会の準備に充てた。