大卒入社3年目のこと。貯金100万円を元手に、
40歳をちょっと過ぎるまでに株式投資で生涯賃金2億円を稼ぐことを決意した。
でも、投資はまったくの素人。完全に知識ゼロの状態だった。
そこで、日中はサラリーマンとして忙しく働きながら、
株式投資の入門書を買って勉強するところから始めた。
最初は短期売買を繰り返して失敗したが、
より落ち着いて取引できる中長期投資に方向転換したところ、“勝ちパターン”が見つかった。
どんどん資産を増やし、当初の計画前倒しで資産2億円達成!
サラリーマンにして株式投資で月400万、500万円の利益を出すことはざら。
多い月には1000万円を軽く超える含み益を得ている。
その投資手法は、堅実で着実。
『10万円から始める! 割安成長株で2億円』の著者・弐億貯男が、
すべてのサラリーマンにおすすめの投資スタイルを手取り足取り伝授する。
「会社の人は誰も知らないけれど、実はボク、いつ会社を辞めても大丈夫なんです!」――弐億貯男

NISAPhoto: Adobe Stock

NISA(少額投資非課税制度)のメリット・デメリット

株式投資や投資信託で得た売却益や配当金への税率は「20.315%」となっています。

その内訳は「所得税15%」「住民税5%」「復興特別所得税0.315%」です。

この「20.315%」が非課税となる「NISA(少額投資非課税制度)」で運用している人は多いでしょう。

NISAは「貯蓄から投資」へのシフトを目指して、2014年に始まった個人投資家のための税制優遇制度ですが、以下の3種類があり、1人につき1種類だけ選択可能です。

【NISA】
20歳以上の口座開設者が対象。株式投資や投資信託などの売却益・配当・分配金が非課税となる。非課税投資枠は年間120万円まで、非課税期間は5年間。

【ジュニアNISA】
0歳~19歳までの未成年の名義で、株式投資や投資信託などの売却益・配当・分配金が非課税となる。非課税投資枠は年間80万円まで、非課税期間は5年間。
※未成年(口座開設者)の親族が運用管理者になります。

【つみたてNISA】
20歳以上の口座開設者が対象。あらかじめ指定された投資信託から得られる譲渡益や分配金が非課税となる。毎年40万円の投資まで、非課税期間は20年間。

私自身は【NISA】で運用しているのですが、通常の株式の売買には利用していません。

NISAは売却益・配当・分配金が非課税になるメリットはありますが、非課税投資枠は年間120万円までと、そこまで大きな金額を投入できません。

年間120万円を超えて運用する場合、NISA以外の口座(「特定口座」もしくは「一般口座」)との併用になってしまいます。

NISA以外の口座と併用するとなると、売却益・配当・分配金の損益通算はできません。

このようにNISAには税制上のメリットとともにデメリットも発生するため、個人的には使用しづらいのが本音です。