創価学会 90年目の9大危機#10
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「創価学会の宣伝広告費は大手上場企業並みか」――。学会や聖教新聞社は、テレビやラジオの多くの番組を提供する。また、全国紙を含め一般紙にも関連出版物の広告が、多数掲載されていることは周知の事実。特集『創価学会 90年目の9大危機』(全16回)の#10では、学会のスポンサーとしての実力に迫る。(ダイヤモンド編集部 「創価学会特集取材班」)

ラジオは「創価学会」、テレビは「聖教新聞」
宣伝広告費はナショナルクライアント水準?

 テレビ画面いっぱいに広がる、東京ドーム約18個分の広大なキャンパスや巨大な建物群――。

 今年1月19日、有名漫才コンビのナイツが、日本テレビ系番組「誰だって波瀾爆笑」(毎週日曜、午前9時55分~11時25分、現在は放送終了)に出演した。そのロケ地として選ばれたのが、創価学会員の学生が多数在籍する東京都八王子市の創価大学だ。

 創価大卒業生の2人が母校に凱旋し、当時の思い出を語りながらキャンパスを巡るという構成のこの番組は、「創価大が地上波でここまで大きく取り上げられるとは」と、多くのOB・OGを驚愕させたという。

 2021年は大学開校50周年の節目を迎える。創価大ホームページでも大々的に告知された。ナイツの2人は熱心な学会員とされ、イメージアップを図りたい大学側と思いが一致したとみられる。

 創価大はかつて、「池田大作氏が創立者ということもあり、東京大学など難関大を蹴ってまで入学した生徒も少なくない。学生の多くは信仰心があつく、使命感に燃えていた」(創価大卒業生)と言われていた。

 しかし、本特集#7でも述べたように、若手学会員の創価大離れが進む中、「創価大を含めた学会全体がメディア戦略の転換を迫られており、(ナイツが出演した番組は)その危機感の表れにも感じた」(同じ卒業生)との声も聞こえる。本特集#6では学会の機関紙「聖教新聞」を軸に発信者としてのメディア戦略が修正を余儀なくされている実情を紹介したが、ここではスポンサーとしての学会にフォーカスして、その実力と戦略を見る。