前年同期と比べた月次データの推移から、6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、2020年11月度の月次業績データを使って「11月度業績『改善度』ランキング」を作成、上位3社をお伝えする。

 なお、このランキングでは主要31業界、上場109社を上回る企業を対象にした(詳細はhttps://diamond.jp/articles/-/252189参照)。企業経営における重要指標である「既存店売上高」や「来客数」といった月次業績データにおける前年同月比の増減数値の推移を見ることで、企業・産業の再起力において、その明暗がはっきりと分かれていることが分かった。

 早速、ランキングを確認していこう。

11月度業績「改善度」トップ企業ランキング!3位くら寿司、1位は?指標の詳細はこちらを参照

 1位は洗車やコーティングサービスを展開するキーパー(KeePer技研)。同社は緊急事態宣言が解除された5月以降、好調を維持しており、時価総額は2020年1月末から同年11月末時点においてついに330%超まで跳ね上がった。

 キーパーによると、毎年11月頃は気温の低下に伴い洗車とコーティング消費者のマインドが一時的に下がる閑散期とのこと。しかし、「今年はまったく勢いが止まらない」そうだ。

 これには3つの理由があると明かした。