一橋大1位は楽天
東工大1位はソニー

 まず、一橋大で第1位となったのは楽天。昨年の5位から大きく躍進した。三木谷浩史・楽天会長は一橋大OBだ。2位は三菱UFJ銀行、3位が三井住友銀行と、相変わらず金融が多い。

 そしてやはり一橋でもコンサルの人気が急上昇している。4位アビームコンサルティング、同率10位に野村総合研究所とベイカレント・コンサルティング、同率14位アクセンチュア、同率18位デロイト トーマツ コンサルティングと、TOP22に5社もランクインしている。

 ランキングにはIT、金融、コンサル、通信、メーカー、総合商社、デベロッパーと、さまざまな業界の企業が並んでおり、“Captains of Industry”育成を掲げる同大の面目躍如といったところだろう。

 東工大で1位となったのはソニー。前年の7位から一気にトップとなった。ソニーは東大のランキングで同率2位(前年は5位)、京大のランキングで10位(前年はTOP10圏外)といずれも順位を上げており、学生の間でソニーに対する評価が高まっていることが分かる。

 2位はキヤノン、3位パナソニックと上位は電機・精密メーカーが占めた。一方、前年3位だった三菱重工業は同率18位に後退、前年同率5位だったヤフーはTOP22圏外に姿を消した。13位には東京工業大学が入っており、研究を究めようという学生も少なくないようだ。

*20年は大学側に聞いた就職企業別の人数を基に算出しているが、19年は企業側に聞いた大学別の採用人数を基に算出したため、19年のデータには就職先として大学や大学附属病院が含まれていなかった。

 東工大のランキングで特徴的なのは、自動車メーカーが多いこと。同率5位トヨタ自動車、10位日産自動車、11位本田技研工業と大手が軒並みランクインしている。

一橋大/東工大「就職先企業・団体」ランキング2020!【全20位・完全版】