新型コロナウイルスに感染すると、無症状であっても体内にずっと影響が残るかもしれない。最近の研究でそうした事例が示され、感染後の人生に起こり得るリスクについての疑問が持ち上がっている。最新の研究によると、コロナに感染しても4分の1から3分の1が無症状だと推定される。無症状者の肺のスキャンに異常が見られるケースのあることが複数の研究で明らかになった。小規模な調査では学生スポーツ選手の心臓に問題が見つかり、その一部は無症状の感染者だった。また無症状および軽症の子どもの患者を調査したところ、血管の小さな損傷とみられる兆候が見つかった。医師によれば、こうした後遺症がたとえあるにせよ、健康にどのような影響を及ぼす可能性があるかは定かではない。新型コロナほど綿密に調査されるウイルスは他にほぼないため、他のウイルスも同様の影響を残すが大きな問題は生じていないという可能性もある。医師らは多くの場合、損傷は自然に治る可能性が高いと指摘する。一方で、長期的な影響がもしあるならそれはいかなるものか、また人々の監視やスクリーニングを続けるべきかどうかを判断するために、もっと多くの研究が必要だという。
コロナ感染、無症状でも後遺症長引く可能性
新型コロナウイルスに感染すると、無症状であっても体内にずっと影響が残るかもしれないことが最近の研究で明らかに
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