NTTのドコモ完全子会社化は
国内TOBとして初の1兆円超え

 武田薬品工業は2011年にスイス製薬大手のナイコメッドを約1.1兆円、2008年には米バイオ医薬品のミレニアム・ファーマシューティカルズを約9000億円で買収。一方、JTは1999年に米たばこ大手RJRナビスコの傘下企業を約9400億円、2015年に米レイノルズから米国外のたばこ事業を約6000億円で買収し、その後もエチオピア、フィリピン、バングラデシュ、ロシアなどの現地有力たばこ会社を次々に傘下に収め、今や海外売上比率は6割を超える。

 TOBでも2020年は特大案件が飛び出した。NTTによる携帯電話子会社NTTドコモの完全子会社化だ。国内TOBとして初めて1兆円を超え、総額4.2兆円(うちTOBへの応募3兆1780億円)と空前の規模となった。

掲載号/ダイヤモンドMOOK M&A年鑑2021

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