話はいささか脱線しますが… 

環境保全を願いつつ、北アルプスは常念岳山頂より槍ヶ岳の“槍の穂先”をメソッド越しに望む。

 かく言うわたしも日本を代表する、メソッドで言う「Chief person against dirty, JAPAN:チーフパーソン・アゲインスト・ダーティ」として、趣味の山岳スポーツを通して、積極的なゴミ拾い活動や、山小屋やキャンプにおいて必要最低限な洗剤利用がどうしても必要な場合は生分解可能な洗剤を持参し(わたしの場合、もちろんメソッド)、周囲にも山中でどうしても必要な場合はメソッドのようなタイプの洗剤を使って下さいと理解を求めています(と言っても、決してメソッドを押し売りしているわけではありません)。

 日本で最も登山客の集中する中部山岳国立公園、いわゆる北アルプスの中心部地域などでも、私が訪れ見聞きしている限り、環境配慮において、まだまだ登山者マナーや山小屋運営に改善の余地があります。下界の環境配慮以上に気を配って、環境資源の劣化防止に今以上に努めてほしいと思います。

  関連づけたつもりで、話が少々脱線気味となりましたが、メソッド誕生から10年が経ち、メソッドのテーマであった環境とデザインの融合は、商品だけではなく、企業文化、メンバーの隅々にいたるまで浸透することでうまく実現されてきました。これだけのこだわりを持ち続けるというのも、これもまた基本的なサステナビリティ。メソッドの尊敬すべき点です。

 連載最終回の次回は、メソッドの製品の数々についてご紹介します。


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