【ワシントン】米議会下院は25日、性的指向やジェンダー・アイデンティティー(性自認)に基づく差別を禁止する法案を224対206で可決させた。信仰の自由などを主張する保守派からは強い反発もあり、議会では党派同士の新たな対立も生じていた。  可決された「平等法案」は人種や宗教、性別、その他の特徴に基づく差別を禁じた1964年の公民権法を修正するもので、対象に性的指向とジェンダー・アイデンティティーを加える内容。