米テキサス州のグレッグ・アボット知事は、新型コロナウイルス対策で導入していた制限措置を解除する方針を示した。だが小売りやホテル、レストランチェーン業界などの一部大手企業の間では州内でのマスク着用義務や定員の上限設定を維持する動きが広がっている。アボット氏が掲げた「テキサス州を100%開く」方針を巡っては企業間で対応が分かれている。一部企業は歓迎している一方で、企業が安全プロトコルを実行するのが難しくなるという指摘もある。州内の大半の企業はすでに定員の上限を75%として営業できるため、アボット氏がマスク着用義務を解除する方針を示したことについては大きな疑問が投げかけられている。ホテル経営大手ハイアット・ホテルズや小売りチェーン大手ターゲット、コーヒーチェーン大手スターバックス、ドラッグストアチェーン大手おヘルスなどは、マスク着用義務を解除する予定はないと述べている。一方でジム運営のライフ・タイム・フィットネスやスーパーマーケット大手アルバートソンズ、地元の多くのレストランは、マスク着用義務の停止あるいは定員上限の撤廃を計画している。
スタバ、テキサス州でマスク着用義務を維持 知事解除方針も
有料会員限定
あなたにおすすめ