株価大暴落時に備える
3つの防衛戦略とは？

株価暴落時に儲ける
ETF（上場投資信託）

株価は上がるときは少しずつコツコツと上がっていき、下がるときは一気に下がる性質があります。

「株を買うときは慎重に考えるけれど、暴落時にはわれ先にすぐ売り逃げたい」という人間の心理が働いているからです。

米ウォール街で古くから語り継がれている「落ちるナイフはつかむな」（下落する銘柄は買うな）という有名な相場格言があります。

株価暴落時には株価がどこまで下がるかわからないので、安易な逆張りを戒めるものです。

その格言とは逆に、株価暴落時に利益を出すことができる金融商品は複数存在しています。

下記のETF（上場投資信託）は一例ではありますが、ネット証券などの証券口座で株式と同じように購入できて、暴落時に上昇する性質があります。

「インバース」とは、「逆の」「反対の」といった意味で、日経平均株価や東証株価指数（TOPIX）など「原指標」の日々の変動率に、一定の負の倍数を乗じて算出されるインバース型指標に連動した運用をします。

要するに、原指標と逆の動きをするように設計された金融商品です。

VIXというのは「ボラティリティー指数」のことで、シカゴ・オプション取引所（CBOE）が、S＆P500種指数のオプション取引の値動きをもとに算出・公表している指数です。

VIXは株安への懸念が高まると上昇するため、別名「恐怖指数」とも呼ばれています。