住友生命保険は4月、7年ぶりに社長交代が行われ、高田幸徳新社長が就任した。住友生命の戦略商品である健康増進型保険「バイタリティ」を担当し、保険のサービス化を推進してきた高田氏に、新社長としての意気込みを聞いた。(ダイヤモンド編集部 片田江康男)
いまいちスパークし切れない
住友生命を変えていきたい
――社長就任が発表されたのは昨年12月でした。
私なんかが社長になるなんて、住友生命も変わっていますよね(笑)。
先日、三井住友海上火災保険の社長になられた舩曵さんとお話する機会がありましたが、二人して「私たちは随分変わっているよね」と話していたところです。同じ時期に営業企画部長をやっていまして、当時から互いに「とんがっているね」と話していました(関連記事:舩曵真一郎・三井住友海上火災新社長「取り組むテーマの一丁目一番地は気候変動リスク」)。
――4月に正式に就任されましたが、改めて社長としてやりたいこと、進めたいことをお教えください。
住友生命は健康増進型保険の「バイタリティ」を発売して価値を出しつつあるのですが、いまいちスパークし切れていません。新しいことにチャレンジするという住友生命のよさを、世の中にいかに広めていくかを考えて実行するのが、私の役目なのかなと思っています。
さらに、新型コロナウイルスがまん延する中で、どう生き残りを図っていくのか。そういうことが試されるのだと思います。
その上で、重要なキーワードとして三つ掲げています。