メガバンクが本気で始めたポイントサービス、最もお得な銀行はどれだ!写真はイメージです Photo:PIXTA

昨今、みずほ銀行のATMシステム障害や、三菱UFJ銀行・三井住友銀行のコンビニATM手数料の一部値上げなど、「けしからん!」と感じてしまうようなメガバンク関連のニュースが多い。しかし、悪い話ばかりでもない。低金利でなかなかお金は増えない代わりに、各銀行が乗り出したのは「ポイント」が貯まるサービスだ。いよいよメガバンクが本気を出してきたようだ。(消費経済ジャーナリスト 松崎のり子)

三井住友銀行は、貯まったポイントを普段の買い物に使える!

 まずは三井住友銀行。これまでは、取引内容に応じて手数料等が無料になるサービス「SMBCポイントパック」を実施し、利用者に対し独自ポイントを付与してきた。ポイントは振込手数料に充填したり景品交換等に使えたりしたが、「それだけ?」感が強かったのも事実。

 そんな中、2020年に従来のサービスを改め、SMBCグループ共通の「Vポイント」として、三井住友カードで貯まるポイントと統一した。さらに2021年2月には「Vポイントアプリ」をリリース。このアプリを使うことで、ポイントの使い勝手が格段に上がる。

 簡単に言うと、「Vポイントアプリ」は、スマホ決済ができるアプリなのである。

 三井住友銀行の「SMBCポイントパック」契約が必要だが、アプリではSMBCダイレクトへのログイン、自行ATMの利用、SMBCデビットでの決済、投資信託や外貨預金の購入・積み立てなどができて、Vポイントが貯まる。また、三井住友カードの利用でも貯まるので、アプリ上で2つのポイントをまとめる手続きをすれば合算できる上、アプリの残高としてチャージできる。ポイントは1ポイント=1円相当だ。