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2021年の新生活シーズンは、明るいスタートとなった人ばかりではないだろう。コロナ禍の影響で収入が上がらない、それどころか手当の見直しで実質減に、との声も聞こえる。そこで、頭に浮かぶのが「節約」。ただ、普段から節約している人でも気をつけてほしいことがある。それはかえって逆効果になる「逆・節約ワザ」だ。(消費ジャーナリスト 松崎のり子)

おトク好きが陥りやすい節約の落とし穴

 雑誌編集者として20年以上、節約記事や家計診断を担当してきた筆者は、「節約しているのに、なぜかお金が残らない」と嘆く人をたくさん見てきた。「ムダな出費やぜいたくなど全然していないのに…」と、みな口をそろえて言うのだが、そういう人のお金の使い方には問題が潜んでいる。良かれと思ってしたことが、かえって逆効果になってしまう「逆・節約ワザ」に騙されていないだろうか。思い当たることがないか、ぜひ読んでみてほしい。

(1)10%割引になると聞いてまとめ買いをする

 節約のために1円でも安く買おうとして店に入ると、こんなPOPが目に入ったとする。

「3着買うと10%オフ」「靴下よりどり5足で1000円」「お総菜3品で980円」

 これを見て「安くなるならおトクだ」と素直にまとめ買いするのは、ムダ出費でしかない。