世界のIT(情報技術)大手は事実上、半導体で動いている。だが少なくとも当面は、他の業界を悩ませている半導体の供給不足の影響からはある程度守られるだろう。どれくらい安泰かは、近く発表される1-3月期の決算報告で明らかになる。アップルやマイクロソフト、アマゾン・ドット・コム、フェイスブック、グーグルの親会社アルファベットは、それぞれ事業内容が全く異なるが、程度の差こそあれ、どの企業もプロセッサーを搭載した自社製品を販売している。スマートフォンやスマートスピーカー、仮想現実(VR)ヘッドセットなどだ。また、映画、テレビ番組、ビデオゲームのほか、クラウドや電子商取引、ソーシャルネットワークなどのサービスを提供するために巨大データセンターのネットワークを運営しているのも共通点だ。
米IT大手1-3月決算、半導体不足の影響まだないか
GAFAMの1-3月期、売上高と営業利益は2桁の伸び予測 チップ不足の長期的余波は深刻
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