最強の投資術#9
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今後も大きな成長が期待できる米国企業は、日本でも何かと話題のGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン・ドット・コム)だけではない。特集『決算直前 米国&日本 最強の投資術』(全13回)の#9では、米ベンチャー投資家として世界的企業のテクノロジー動向などに通じる京都大学大学院の山本康正特任准教授に、注目7社の強さの源泉を聞いた。(ダイヤモンド編集部 竹田幸平)

GAFA以外にも有望企業ひしめく米国
とりわけ成長期待の大きな7社とは?

 アドビ、セールスフォース、ウォルマート……。何かと話題のGAFAより日本で知名度は劣っても、成長ポテンシャルでは引けを取らない魅力的な有力企業が米国にはひしめき合っている。米ベンチャー投資家で京都大学大学院特任准教授の山本康正氏が、今後も大成長を続けそうな注目企業に挙げたのが冒頭の3社だ。

 同氏は人工知能やフィンテックの研究者としての顔を持つ他、現在はベンチャー投資家、以前はグーグルや米ニューヨークの金融機関などに勤務しており実務者としての経験も長い。アカデミックと実学の両輪の知見を持ち、米国企業中心にテクノロジーやビジネスの動向に通じる山本氏が、特に成長期待の大きな企業として具体名を挙げたのが上記3社を含めた上場企業7社だ。

 選定のポイントは、「ビジネスモデル」と「経営者」。「巨人(世界的企業)を見ないとベンチャーが勝てるのかどうかも分からないため、ビジネスやテクノロジーが本当に人々に浸透する仕組みとなっているのか、普段から大小さまざまな企業のビジネスモデルを見ている。それに加え、経営者の言葉遣いや語り口、テクノロジーへの理解の深さに注目している」(山本氏)という。

 次ページでは、そんな山本氏が今後も長らく高成長が期待できると考える、注目7社の強さの秘訣をそれぞれ詳述する。また、同氏が上で述べた経営者の「言葉遣いや語り口」とは何も、言葉巧みに人々を魅了するようなプレゼン能力の高さなどを指すわけではなく、この真意についても解説していこう。