もう一方の「40TDI」は、最高出力190ps、最大トルク400Nmを発揮。トランスミッションは同じく7速Sトロニックを組み合わせ、駆動方式は機械式センターディファレンシャルを搭載したクワトロ四輪駆動システムを採用する。
試乗車はステーションワゴンの「A4 アバント40TDIクワトロSライン」だった。エクステリアは、通常はマイナーチェンジでは手を加えないドアパネルなどまで変更して全幅を5mm拡大。リアにはブリスターフェンダーが備わる。そしてSライン仕様では、1980年代の名車“アウディスポーツクワトロ”をモチーフとした、チタンブラックのハニカムメッシュシングルフレームグリルや、ボンネット先端の3連スリットを備え、さらにドアミラーカバーやアバント特有のルーフレールもブラックとし、力強いデザイン要素が盛り込まれている。
インテリアは、最新のインフォテインメントシステムMIB3を採用。センタースクリーンはタッチパネル式となり操作性が向上。ADAS(先進運転支援システム)も歩行者検知機能付アウディプレセンスシティや、渋滞追従支援機能付アダプティブクルーズコントロールなどを装備し、アップデイトされている。